購入よりお得?!蓄電池をレンタル(リース)するメリットや費用

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購入よりお得?!蓄電池をレンタル(リース)するメリットや費用

2020.03.25基礎知識

蓄電池のレンタル(リース)についてご存じでしょうか?

蓄電池のレンタル(リース)とは、蓄電池を購入するのではなく、一定期間(基本は10年間)レンタルするサービスのことを指します。

この記事では、 「蓄電池はレンタルと購入どっちがお得なのかなあ……」 とお悩みの方に向けて、

  • 蓄電池のレンタル(リース)サービスの概要
  • 蓄電池をレンタル(リース)するメリット・デメリット
  • 蓄電池を購入するメリット・デメリット
  • 最終的に「レンタル」と「購入」どちらを選ぶべきか?

などの話題を中心に、分かりやすく解説していきます。

蓄電池のレンタル(リース)とは?

はじめに、蓄電池のレンタル(リース)サービスとは何かについて解説していきます。

蓄電池のレンタル(リース)サービスとは、蓄電池を月額料金で一定期間レンタルするサービスのことを指します。貸出期間は主に10年間で、容量(kWh)ごとに費用が加算されていく場合や、機種ごとに費用が決められている場合があります。

蓄電池を購入する場合との最大の違いは、蓄電池の購入時にかかる頭金が不要であることです。そのため、レンタル・リースの場合は月々の利用料金のみで蓄電池を使用することができます。

蓄電池をレンタル(リース)するメリット

ここでは、蓄電池をレンタル(リース)するメリットについてご紹介していきます。

初期費用がかからない

家庭用蓄電池をレンタル(リース)するメリットとしてまず思い浮かぶのが、初期費用がかからないという点です。基本的に蓄電池のレンタル(リース)サービスでは、機器の料金と一緒に、工事費用も月額の費用に含まれています。

そのため、初期費用(頭金)0円で蓄電池の利用を開始できることが、家庭用蓄電池をレンタル(リース)する最大のメリットと言えるでしょう。

メンテナンス・修理費用が不要

蓄電池をレンタル(リース)する利点として、「メンテナンス・修理費用が不要」という点もあります。

メンテナンス費用や修理費用も、初期費用と同じように月額費用に含まれているため、調子が悪くなるたびに修理費用を支払う必要はありません。メンテナンス費用や修理費用を気にすること無く使えるのは、蓄電池をレンタル(リース)するメリットと言えるでしょう。

※ただし、蓄電池はそこまで頻繁に故障する機器ではありません。

蓄電池をレンタル(リース)するデメリット

ここからは、蓄電池をレンタル(リース)するデメリットについてご紹介していきます。

レンタルする蓄電池の容量や性能を選べない

蓄電池をレンタル(リース)する場合、蓄電池レンタルを行っている会社が、レンタルする機種をあらかじめ決定しているケースがあります。あるいは、数種類の機種が用意されていて、その中から選択できる場合もあります。

いずれにしろ、購入する場合にくらべて、蓄電池を選ぶ自由度は格段に落ちてしまいます。「蓄電池にそこまでこだわりがない」という場合は問題がないでしょう。

月々の利用料金が発生する

蓄電池のレンタル(リース)サービスは、初期費用がかからない代わりに月々の利用料金が発生します。

月額費用は蓄電池レンタルサービスを提供する会社によっても異なりますが、現在サービスを提供している「株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(中国電力)」や「株式会社Eライフ・パートナーズ(東北電力)」の料金設定を参考にすると、

●約1,700~2,200円/kWh(税込)
が蓄電池レンタル費用の相場と言えるでしょう。(2020年3月現在)

なお、上記の金額は1kWhあたりですので、容量が多いほど月額費用は高額になります。(下図参照)

蓄電池容量 月額レンタル費用
5kWh蓄電池 約8,500~11,000円
10kWh蓄電池 約17,000~22,000円

10年間の契約期間中に解約すると違約金が発生する

蓄電池のレンタル・リースサービスは、基本的に契約期間(主に10年間)以内に解約することはできません。やむを得ず解約する場合は、「解約金」を支払う必要があります。

また、解約金以外にも、解約する時点で残っている残リース代金や撤去費用などが請求される場合もあります。

サービスの提供範囲が限定的

2020年3月現在、蓄電池レンタル・リースサービスを提供しているのは、「株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(中国電力)」と「株式会社Eライフ・パートナーズ(東北電力)」の2社のみです。こちらの2社はレンタルサービスの提供範囲がそれぞれ中国地方、東北地方と限定されています。

そのため、地域によっては「レンタルサービスを受けたくても受けられない」という状況が発生してしまいます。

※なお、2013年にレンタルサービスを開始した「ONEエネルギー株式会社」は、2020年3月現在新規受付を停止しています。

長期間使い続けても自分の所有物にならないケースもある

蓄電池のレンタルサービスのなかには、レンタル期間が終了後、蓄電池をレンタル会社に返還する必要がある場合もあります。その場合、長期間使っても蓄電池は自分のものにならないので注意しましょう。

なお、「株式会社エネルギア・ソリューション・アンド・サービス(中国電力)」と「株式会社Eライフ・パートナーズ(東北電力)」の2社では、10年間のレンタル期間終了後は利用者に完全譲渡されます。

蓄電池を購入するメリット

ここからは、蓄電池を購入するメリットについてご紹介していきます。

確実に自分の所有物になる

蓄電池を購入する場合でまず挙げられるメリットは、レンタルとは異なり「確実に自分の所有物となる」という点でしょう。レンタル・リースの場合、契約条件によってはレンタル期間終了後に蓄電池を返却する必要があります。(レンタル期間はおおむね10年間)

購入であれば、初期費用(頭金)などは必要にはなるものの、確実に自分の所有物になりますので、返却期限などを気にせずずっと使い続けることができます。

容量や性能を自由に選んで購入できる

購入する場合のメリットとして、レンタルよりも自由に蓄電池の容量や性能を選ぶことができる点が挙げられます。レンタル・リースの場合、あらかじめ用意された蓄電池しか選べないことが多いですが、購入であればご自身が気に入ったメーカーや機種を選ぶことができます。

家庭用蓄電池のおすすめメーカー比較については、以下の記事をご覧ください。

→家庭用蓄電池のおすすめメーカー比較

電気代を削減できるため月々の負担は実質数千円

電気を溜めることができる蓄電池を導入すると、電気代の削減につながります。どういうことかと言うと、太陽光発電を設置しているご家庭やオール電化のご家庭では、

  • 太陽光発電で創った電気を蓄電池に貯めて、太陽光発電が発電を行えない時間帯や悪天候の日に使用する。
  • 深夜時間帯の安い電気を蓄電池に貯めて、電気代が高い昼間に使用する。

といった使い方が可能になります。これによって、電力会社からの電気購入量を減らしたり、割高な電気の購入量を削減したりすることが可能になります。

そのため、「高い!」と思われがちな蓄電池ですが、月々の負担は実質的には数千円程度で購入することが可能です。

補助金を活用してお得に購入することもできる

蓄電池には国や地方自治体から補助金が交付されています。初期費用が高額な家庭用蓄電池ですが、補助金を活用することでお得に購入することが可能になります。

なお、地方自治体から受けられる蓄電池補助金については、以下の記事をご覧ください。(2019年度の情報です)

→2020年まだ間に合う!蓄電池の補助金エリア別情報

蓄電池を購入するデメリット

ここでは、蓄電池を購入するデメリットについて解説していきます。

蓄電池を購入する場合のデメリットとして、「初期費用(購入費用)が安くはない」という点が挙げられます。

最新の蓄電池の価格相場は、
●1kWhあたり「約15.1万円~約32万円/kWh」
となっています。

また、機種ごとの価格は容量やメーカーによって異なりますが、
●容量5kWh前後の蓄電池:「98万円~179万円」
●容量10kWh程度の蓄電池:「285万円」程度
となっています。(いずれも施工費別)

蓄電池の価格について詳しくは、以下の記事もあわせてご覧ください。

→蓄電池の相場・価格はどのくらい?購入前に気をつけるポイント

高額な蓄電池ですが、補助金を活用したり、ローンを組んだりすることで、最初にかかる費用負担を減らすことも可能です。以下の記事も参考にしつつ、あわせてご検討することをオススメいたします。

→【住宅ローンの借り換え】蓄電池を実質負担ゼロで導入できる?
→2020年まだ間に合う!蓄電池の補助金エリア別情報

修理費・メンテナンス費を自費負担する必要がある

蓄電池を購入する場合、レンタルでは月額料金に含まれていた修理費・メンテナンス費も、自分で支払う必要が生じます。

しかし、蓄電池はどのメーカーも「10~15年のメーカー保証期間」が設けられています。そのため、メーカー保証期間中は心配ありませんが、保証期間が切れた後に故障してしまった場合、修理費用などは自費負担となります。

経済的なメリットを考慮するなら「購入」がお得!

この記事では、蓄電池をレンタル・リースした場合と購入した場合とで、双方のメリット・デメリットをご紹介してきました。

結論から言ってしまうと、経済的なメリットを優先するのであれば、蓄電池を「購入」したほうがお得です。

10kWh蓄電池の購入・レンタル費用比較

レンタル時の費用:約2,040,000~2,640,000円(税別)
※10年間の月額費用
購入時の費用(定価): 3,700,000万円(税別/工事費別)
※ニチコン「ESS-U2L1(メーカー保証15年)」の場合

上記だけ見るとレンタルのほうがお得なように見えますが、レンタルの場合は使用期間が10年間に限定されてしまいます。ニチコン「ESS-U2L1」を購入した場合、10年目以降も引き続き使用することができるだけでなく、メーカー保証期間が15年ですので、故障しても15年目までは無償で修理などを受け続けることができます。

そのため、蓄電池を購入して10年以上使用したほうが、レンタルよりも電気代削減などによる経済的なメリットは大きくなります。 また、購入の場合は補助金を活用することにより、上記の金額からさらに費用を減らすことができますし、蓄電池の機種や容量によっては、さらに安い製品も存在します。

以上の理由から、蓄電池を導入する場合は「レンタル・リース」よりも「購入」のほうがお得であると考えることができます。
購入にオススメの家庭用蓄電池は、以下のページをご覧ください。

→家庭用蓄電池の商品一覧

状況に応じてレンタルを選ぶのもアリ

上記では蓄電池の導入は「購入がお得」と言いましたが、初期費用を抑えたい人など特別な事情がある場合は、蓄電池のレンタルを選択するのも間違いではありません。

ご自身の状況をふまえて、「購入」か「レンタル・リース」を選択することが重要です。

蓄電池のご相談承ります

蓄電池設置お任せ隊では、お客様それぞれの家庭の生活スタイルや電気使用量を踏まえて、最適な蓄電池をアドバイスさせていただきます。

家庭用蓄電池に関してご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。

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