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2020.05.13基礎知識
2018年の台風21号による大阪府を中心とした停電や、2019年の台風15号による千葉県を中心とした停電は、地域によっては最大2週間続きました。この事は、自然災害の恐ろしさと、電気のある生活のありがたみを再認識する出来事となりました。
電力供給の安定性において世界でもトップクラスと言われている日本でも、時として停電が起こってしまいます。今回は、なぜ停電が起きるのかという原因と、停電への対策法をご紹介していきます。
停電は、天気の影響を受けて起こる事もあれば、思いがけない理由で起こる事もあります。最終手段として、電力会社による計画停電を行う事もあります。停電が起こる原因は様々ですが、主な原因として挙げられるものをご紹介していきます。
雷が電線など、電気を送るための設備に落ちてしまった場合、設備に損傷が発生すると停電の原因になります。
①大雪の時は、電線に大量の雪がくっつく事があります。その状態で風が吹くと、電線同士が接触して停電が発生します。
②また、電線近くに木が生えている場合、木に雪が大量に積もると重みに負けて木が倒れ、電線にもたれかかってしまう事があり、停電の原因になります。
①台風による飛来物が電線を損傷させてしまう事があります。また、大雨による土砂崩れが発生すると、その影響で電柱が倒れ、電線が損傷すると停電の原因になります。
②海が近い地域では、送電線や鉄塔が潮風にさらされます。送電線から鉄塔に電気が流れないように特別な器具で固定されているのですが、この器具に塩分が付着する事で、送電線から鉄塔に電気が流れてしまい、停電の原因になります。
鳥が繁殖する時期は、電柱の上に巣を作る事があります。その時に、巣の材料として針金を使ったハンガーを持ってくる事があり、針金付きの巣が電線に触れると、針金に電気が流れてしまい停電の原因になる事もあります。
交通事故の影響で電柱が倒れて、電線の損傷や切断が起きてしまい、停電につながる事もあります。また、重機で地面を掘る際にケーブルを傷つけてしまったり、クレーンが電線に接触してしまう事による停電事例もあります。
火災によって周囲の電線が損傷すると、停電の原因になります。また、火災が起きているが停電はまだ起きていない状況でも、安全な消化活動の為に意図的に停電させる事もあります。
停電が発生すると、各エリアの変電所から電気を順番に流し、停電の原因となっているエリアを特定していきます。
エリアが特定されると、電力会社の従業員の方が緊急で出動し、電柱を一本ずつ調査して原因を調べます。 その後、設備の修理や障害物の除去をお行う事で電力が復旧されます。
停電の原因の中には、台風の様にある程度時期が予測できるものもありますが、多くは予想外のタイミングで発生するものです。そのため、いつ停電が起きても良い様に対策しておく事が大事です。対策法をいくつかご紹介します。
防災グッズは災害・停電対策の定番と言えますが、備えておいて損はありません。
近年は、規模の大きな台風が訪れる事が多く、2018年の大阪の停電や2019年の千葉の停電は地域によっては一週間以上続きました。この事を踏まえて、一週間分は備えておくと安心です。
また、災害が起こった時は情報が何よりも大事になります。携帯のポータブル充電器があれば安心度が上がるでしょう。
停電が起こる時期が真夏や真冬の可能性もあります。停電が長引いた時の事を考えて、乾電池やカセットボンベで動くヒーター・扇風機があれば、厳しい気候下での停電で力になってくれます。
カセットボンベ式のヒーターは室内用と室外用があります。室外用を室内で使用すると一酸化炭素中毒の危険性がありますので、それだけはよく確認して使用しましょう。
手動の発電機は、ペダルやハンドルを手動で動かす事によって発電します。燃料がなくても発電しれくれるので、ラジオを聞いたり携帯の充電に役立ちます。
デメリットとしては、発電量が小さいため小型家電や照明を少しの間使えるといった用途に限定される点と、手動で動かしている時しか発電しないので手が開かない点です。
家庭用の蓄電池導入という停電対策もあります。
ポータブル蓄電池は比較的安価に手に入りますし、予め充電しておけば冷蔵庫などの家電を動かす事もできますが、蓄電容量が小さいのでかなり慎重に電気を使う必要があります。長期間の停電に対応しきるのは難しいでしょう。
ポータブルよりも蓄電容量が大きい据え置き型の家庭用蓄電池は、停電が起こった時に自動的に家庭の電力をカバーしてくれます。またエアコンやIHに対応したタイプもあります。(※商品による)
太陽光発電設備を併設していれば、昼間に太陽光パネルから発電した電気を蓄電池に追加で溜める事ができるので、上手く運用すれば長期間の停電でも「停電を感じない生活」が可能になります。
据え置き型の家庭用蓄電池は、本体価格は決して安くはありませんが、太陽光発電との組み合わせで節電効果がありますので、実際の費用を抑えながら停電対策を行う事が出来ます。
今回は停電の原因と、事前に出来る対策法をご紹介しました。
台風や地震などにより、数日から一週間以上に渡る長期間の停電が、ここ数年は毎年のように発生しています。 自分や家族を守るために、出来る限りの備えをしておく事が大切です。
蓄電池設置お任せ隊では、家庭用蓄電池の導入を検討されるお客様に対して、安価に導入する為のサポートを致しますので、ご興味がある点やご不明な点についてはお気軽にお問い合わせください。
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