- 2020.07.08基礎知識
- 太陽光発電と蓄電池併用のメリット・デメリット|電気代がお得に
2020.02.22基礎知識
最近ニュースでせっかく蓄電池を設置したのに、いざ停電になったら「蓄電池が動かなかった」って人が続出して騒がれてるみたいですよ。
そうね。
機種にもよるけど蓄電池は停電時に必要な対処をしないと作動しない場合があるの。正しい使い方を知っていないと、いざという時に困るわね。
せっかく高額で導入したのに、もったいないですよね。
もちろん機械的なトラブルもあるけど、特に多かった意見は、販売店の説明不足であることが指摘されてるわね。
でも、不具合の原因の多くは使い方の理解で防ぐことができるわよ。
そうなんですか!?
停電になった時の蓄電池の設定方法や、停電になったときの蓄電池の状態によっても使えなくなってしまう可能性があるの。
停電時の蓄電池の状態にも関係あるんですね。
詳しく教えてください!
じゃあ、今回は蓄電池の操作方法と正しい使い方、また注意ポイントに分けて解説していくわよ!
災害時などに「停電時に蓄電池が使えなくなってしまう」といった話題を耳にしたことはないでしょうか?
実は、停電時に蓄電池を使うためには、あらかじめ確認しておきたい設定や注意点が存在しています。
この記事では、停電時に蓄電池を正しく使う方法についてご紹介していきます。
停電時に蓄電池を使って家電などを動かすためには、「自立運転」モードに切り換える必要があります。
自立運転とは、停電時でも蓄電池が自立的に運転を行い、蓄電池内に貯めた電力を使用できる機能のことを指します。
停電時の「自立運転」モードへの切り換えは、大きく分けて
上記2種類の設定があります。
基本的に自動で自立運転に切り替わるタイプ蓄電池は、停電を感知すると自動で自立運転モードに移行する設定になっているので問題ないと思いますが、念のため次の項目でご紹介する「自動切り換え」になっているかどうかのチェックを行うことをオススメします。
ここでは、蓄電池が自動で自立運転モードになっているかどうかのチェック方法を解説します。
ニチコン製の蓄電池の場合、以下の手順で自立運転の自動切り換えを確認することができます。
自立運転の「自動切り換え」に対応したオススメ蓄電池は、以下の通りです。
停電時の自立運転の切換は、上記でご紹介した通り「自動切り換え」がオススメです。しかし、機種によっては自動切り替えが行えない蓄電池や、なんらかの理由で自動切り替えができないケースもあるかと思います。
ここでは、パナソニック製の蓄電池「LJ-SF50A(5kWh)」を例に、手動で自立運転を開始する方法をご紹介します。
ここからは、停電時に蓄電池が使えない原因と対策についてご紹介していきます。
蓄電池は、蓄電残量が既定値を下回ると、安全のために運転を停止するようになっています。
また、蓄電池の容量が十分に残っていないと、停電時に自動で自立運転に切り替わらない機種も存在します。
停電時でも蓄電池を使用できるようにするためには、蓄電池の残量設定(ニチコンの場合は「非常時安心設定」)を設定しておく必要があります
たとえばニチコンの場合ですと、残量設定(非常時安心設定)を「30%」にしておくと、普段蓄電池を使用しているときは蓄電残量が30%を下回らないようになります。
蓄電池の残量不足は起こりやすい事例なので、不安な方は確認しておきましょう。(設定の確認方法は、取扱説明書をご覧ください。)
蓄電池は「定格容量」以上の家電は動かすことが出来ません。定格容量を超えた家電を動かそうとしていないかご確認ください。(定格容量は、蓄電池の取扱説明書またはカタログなどをご確認ください。)
もし特定の家電のみ動かない場合は、電化製品の故障をご確認ください。
特定負荷用分電盤を利用している蓄電池の場合、特定負荷用分電盤のブレーカーや、パワーコンディショナ用のブレーカーがオフになっている可能性があります。
オフになっている場合は、ブレーカーを上げてオンに戻してください。
また、特定負荷用分電盤の手動切替開閉器が「主分電盤」側になっている一部の機種の場合、特定負荷用分電盤の手動切替開閉器が「主分電盤」側になっている可能性があります。この場合、手動切替開閉器を「蓄電システム」側に切り換えてください。
太陽光発電システムを蓄電池と一緒に設置している場合、太陽光発電の電気を蓄電池の充電に回しすぎていて、使用したい電化製品に電気が供給されていない状態が想定されます。
この場合、「停電時充電電力」の設定値を下げることで解決します。
自立運転中に掃除機や冷蔵庫などを使用すると、保護機能によって蓄電池の運転が停止してしまう場合があります。
この場合、電気の供給を受けている家電の使用を一部停止して、消費電力を少なくする必要があります。消費電力が少なくなれば、蓄電池は数分後に自動で自立運転を再開します。
なお、自動で自立運転が再開されない場合、以下の手順で再開できます。
停電時の電力供給方法は、蓄電池の種類によって異なります。
蓄電池には、停電時に家全体をバックアップする「全負荷型」と、特定のエリアにのみ電気を送る「特定負荷型」があります。
全負荷型と特定負荷型について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
蓄電池は「特定負荷用分電盤」を通じて電気を供給するタイプと、「非常用コンセント」から電気を供給するタイプに分かれています。
「特定負荷用分電盤」から電気を供給するタイプの蓄電池では、分電盤に接続された家電に自動で電気を供給するのに対し、「非常用コンセント」から電気を供給するタイプの蓄電池では、「非常用のコンセント」に電源を差した家電のみ使用することができます。
停電は短ければ数時間程度で終わりますが、災害などで被害が大きいと一週間以上つづく場合もあります。
今回ご紹介した蓄電池の使い方をしっかりと理解できていいれば、停電が長引いても安心です。
大雨などの災害によって停電が多発する昨今、停電時でも安心して生活を送るために、蓄電池や太陽光発電はますます重要な存在になってきています。
蓄電池設置お任せ隊では、ご自宅に最適な蓄電池のご提案から設置工事まで承っております。
また購入後の蓄電池のお悩み・ご相談につきましてお気軽にお問い合わせください。
蓄電池のご相談やご質問
総合お問い合わせまでご連絡ください。
0120-75-11260120-75-1126
24時間365日受け付けておりますが、ご回答は翌営業日以降になります。
蓄電池のご相談やご質問はお気軽にお問い合わせまでご連絡ください。