ニチコンの家庭用蓄電池の特徴・メリットを解説!

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ニチコンの家庭用蓄電池の特徴・メリットを解説!

2020.05.19メーカー・製品情報

家庭用蓄電池は、太陽光発電の卒FIT対策や停電対策として 、近年大きくシェアを伸ばしています。多くのメーカーが商品を展開していますが、今回は国内大手電子メーカー「ニチコン」の家庭用蓄電池をご紹介します。

この記事を読んでいただければ、ニチコンの家庭用蓄電池の特徴を掴めるはずですので、参考にしてみてください。

ニチコンは家庭用蓄電池でもトップシェア

ニチコンは京都に本社を構える電子部品や蓄電池を製造・販売している会社です。業界内では高い知名度を誇り、主にアルミ電解コンデンサやフィルムコンデンサと呼ばれる機器を製造・販売しています。

蓄電システム業界での成長も著しく、2019年7月には家庭用蓄電システムの累積販売台数において、国内No.1(ニチコン社調べ)を獲得しました。また、蓄電池の寿命は約10年の商品が多い中、ニチコン社の蓄電池の最長保証期間は15年であり、それだけ耐久性に自信があるということでしょう。

ニチコンの家庭用蓄電池の特徴

ニチコンは多種類の家庭用蓄電池を取り揃えていますが、今回は特に売れ筋と言われる下記3点の商品について説明していきます。

  1. ①ESS-H2シリーズ(ハイブリッド型蓄電池)
  2. ②ESS-U2Lシリーズ(単機能型蓄電池)
  3. ③ESS-U2Mシリーズ(単機能型蓄電池)

「ハイブリッド型蓄電池」は、太陽光パネルと蓄電池のパワーコンディショナ(パワコン)が一つになったもの、「単機能型蓄電池」は太陽光パネルと蓄電池のパワコンが別々に必要なタイプです。
→単機能・ハイブリッドに関する記事はこちら

では、早速それぞれのシリーズの特徴を紹介します。

ニチコンの蓄電池①ESS-H2シリーズ

「ESS-H2シリーズ」は、変換効率が良いハイブリッド型蓄電システムです。大容量化や長寿命化につながるリチウムイオン電池を内蔵し、業界最高クラスの12kWhという大容量を実現しています。

「ESS-H2シリーズ」は停電時でも5.9kWの高出力である事が一番の特徴です。高出力に加えて、200V電源(エアコンやIHなど)に対応しているので、停電していてもほぼ普段通りの生活が出来る程です。

一般的な単機能型蓄電池は1.5kW、ハイブリッド型蓄電池は3.0kWの停電時出力の商品が多いので、「ESS-H2シリーズ」は突出した停電時出力である事が分かります。

売電を優先した「経済モード」と自家消費を優先した「グリーンモード」から運転モードを選べるので、FIT期間中と卒FIT後で柔軟に電気を活用出来る他、気象庁から警報が発令された時は自動でフル充電にしてくれる対応力も持ち合わせています。

ニチコンの蓄電池②ESS-U2Lシリーズ

「ESS-U2Lシリーズ」は単機能型蓄電池で、こちらも12.0kWhの大容量の蓄電池です。

単機能型なのでパワコンの交換が必要ありません。そのため、既に太陽光発電システムを保有している家庭に向いています。様々な太陽光パネルメーカーに対応しているので、ニチコン製以外のパネルを設置している方も取り入れやすい蓄電池です。

「ESS-H2シリーズ」と同様、「経済モード」と「グリーンモード」が選べるので、FITの状況に合った運用が可能です。また、「ESS-U2Lシリーズ」は15年間の長期保証が備わっていますので、長い間安心して使用する事が可能です。

停電時の出力は2.0kWと、単機能型としては少し高めですが、停電した時は少し慎重に電気を使う必要があります。

ニチコンの蓄電池③ESS-U2Mシリーズ

「ESS-U2Mシリーズ」は単機能型蓄電池ですので、こちらも既に太陽光発電システムを保有している家庭向きです。

容量は11.1kWhと、一般的な家庭には十分な容量を実現しています。「ESS-U2Lシリーズ」との違いとしては、災害時の対策に特化している点です。常時約3kWhの容量を非常時のために蓄えておく設定になっているので、いつ停電が起こっても対応しやすい蓄電池です。

非常時に特化した蓄電池ですが、「経済モード」と「グリーンモード」の設定も出来るので、節電にも貢献しながら停電対策が可能です。

ニチコンの家庭用蓄電システムの相場、蓄電容量、保証期間まとめ

ニチコンの家庭用蓄電システムの相場、蓄電容量、保証期間を以下の表にまとめました。各シリーズを比較してみてください。

製品名 希望小売価格(円) 蓄電容量(kWh) 保証期間(年)
ESS-H2シリーズ
(ESS-H2L1)
4,200,000 12.0 15
ESS U2Lシリーズ
(ESS-U2L1)
3,700,000 12.0 15
ESS U2Mシリーズ
(ESS-U2M1)
3,200,000 11.1 10

ニチコンの家庭用蓄電池のメリット

ニチコンの蓄電システムの4つのメリットをまとめておきます。

大容量&長寿命

1つ目のメリットは、大容量化・長寿命を実現している事です。

ニチコンの蓄電システムは、電気素子の研究開発から製造販売まで行っており、蓄電システムに関連する技術を多数保有しています。その技術が大容量と長寿命の両方を実現しています。

状況に応じた運転モード

2つ目のメリットは、効率的なモード選択機能です。

ニチコンの蓄電システムには、売電を優先した「経済モード」と「自家消費を優先した「グリーンモード」という複数のモードが搭載されています。状況に応じて適したモードを選択することで、経済的に電力を使用することができます。

例えば、「現在は高単価で売電できているが、FIT契約期間が過ぎると売電価格が下がってしまう」。そんな場合に、売電価格が高い間は「経済モード」、それが終わると自家消費を優先する「グリーンモード」に切り替えるといった使い方が出来ます。

自動運転切替による対応力

3つ目のメリットは、災害時の対応が早い事です。

ニチコンの蓄電システムは、気象庁から発令された警報を察知し、自動で蓄電優先に切り替わります。 そして災害が発生したときに自動的に家に電気を供給してくれます。そのため、家族が慌てることなく停電に対応しやすい環境を作ってくれます。

安心の長期保証

4つ目のメリットは、長期の保証期間です。

標準で本体の保証期間が15年の商品が多く、10年間の自然災害補償もついています。長い間使うものなので、水害や落雷で故障しても補償してもらえる事は設置者の方にとっても安心材料です。

ニチコンの蓄電システムのデメリット

ニチコンの製品に限りませんが、蓄電システムは安い買い物とは言えません。大容量の商品なら本体価格が300万円以上、さらに工事費用の負担もあります。

蓄電池による節電額でこの本体価格の元を取る事は難しいです。しかし、太陽光パネルと蓄電池を併設し、最適な電気料金プランにする事で、実質の負担額は1日あたり100円前後にする事も可能です。

また、このように安くはない製品だからこそ保証が重要ですが、その点ではニチコンは保証が充実しているため安心です。

まとめ

近年の家庭用蓄電池の性能は大きく向上しています。地震など自然災害へのリスクも高まってきており、もしもの時に欠かせない電力を蓄電池でまかなえることは、生活への安心感にもつながります。

蓄電池設置お任せ隊では、今回ご紹介したニチコン以外にも、様々な家庭用蓄電池をラインナップしております。

そして、それぞれのご家庭の電気使用量やライフスタイルを丁寧にお聞きし、最適な蓄電池や料金プランのシミュレーションを無料で行いますので、蓄電池に関してご不明な点、ご興味がある点はお気軽にお問い合わせください。

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