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2020.04.14メーカー・製品情報
家庭用蓄電池は、災害対策や太陽光発電の卒FIT後に適した設備としてシェアを拡大しています。 今や多くのメーカーが参入していますが、国内の電子製品メーカーの中でもトップクラスの高い技術をもつ「村田製作所」も家庭用蓄電池を生産しています。
今回は村田製作所の家庭用蓄電池の特徴と、お得に購入する方法をご紹介していきますので、ぜひ他の蓄電池との比較にお役立てください。
村田製作所は、セラミックスを中心とした電子部品の開発から販売までを行っているメーカーです。これまで蓄積してきた開発・生産技術や、それを支えるソフトウェアによって電子業界に貢献し続け、世界的に評価を受けています。
村田製作所の家庭用蓄電池には、「All-in-One蓄電池システム(蓄電池品番MPR01S4023MR)」があります。この「All-in-One蓄電池システム」の特徴やメリットについて説明していきます。
村田製作所の家庭用蓄電池「All-in-One蓄電池システム」の主なスペックは以下の通りです。
※表は横スクロールでご確認ください。
パッケージ名 | 品番 | 蓄電容量 | タイプ | 停電時の動き | 200V | 定価 |
---|---|---|---|---|---|---|
All-in-One蓄電池システム | MPR01S4023MR | 2.3kWh(最大11.6kWhまで増設可能) | ハイブリッド | 特定負荷 | × | オープン価格 |
気になる価格の部分ですが、「All-in-One蓄電池システム」は「オープン価格」となっており、定価が公表されていません。はっきりとした価格相場がつかめていませんが、蓄電池を増設せず2.3kWhで設置した場合、100万円弱になると予想されます。
「All-in-One蓄電池システム」は、「夜間充電優先コース」「自家消費優先コース」「備蓄優先コース」という3つの運転モードから、ライフスタイルや好みに合わせて選ぶことが出来ます。
ここからは、「All-in-One蓄電池システム」を設置するメリットをご紹介していきます。
村田制作所の「All-in-One蓄電池システム(MPR01S4023MR)」では、自社製の高品質リチウムイオン電池を搭載しており、蓄電池を安全かつ長寿命 で使用する事が可能です。また、停電時には自動で自立運転に切り替わる為、急な停電でも家族が慌てる事なく電力をカバーできます。
「All-in-One蓄電池システム(MPR01S4023MR)」は、蓄電容量を後から増やすことができる点もメリットと言えます。
容量の高い蓄電池を買おうとすると、比例して価格も高くなるので、容量は購入時の悩みどころです。「All-in-One蓄電池システム」なら、小さめの蓄電容量から試して、後から容量を増やしたくなっても対応が可能です。
(引用元:村田製作所:All-in-One蓄電池システム)
「All-in-One蓄電池システム(MPR01S4023MR)」1台の蓄電容量は2.3kWhですが、「HVDC蓄電池ユニット(容量3.5kWh)」をプラスで設置する事で、蓄電容量5.8kWhまで増やすことが出来ます。
更に、屋内のリモコン1台につき「All-in-One蓄電池システム」を2台、「All-in-One蓄電池システム」1台につき「HVDC蓄電池ユニット」2台まで設置可能です。
つまり、「All-in-One蓄電池システム」と「HVDC蓄電池ユニット」の組み合わせ方次第で蓄電容量2.3kWh、4.6kWh、5.8kWh、8.1kWh、11.6kWhから選ぶことが出来るという事です。 少人数、大家族、家庭ごとの電気使用量やライフスタイルに柔軟に対応できる蓄電池です。
「All-in-One蓄電池システム」「HVDC蓄電池ユニット」は、標準で15年の長期保証を用意しているので、安心して長く使用する事が出来ます。
どの蓄電池メーカーも保証は用意していますが、多くは10年間の保証ですので、15年保証は村田製作所の強みと言えます。
さらに、ここに容量保証60%がついています。蓄電池は経年劣化によって少しずつ充電出来る容量が減っていきますが、これが定格容量の60%以下になると機器交換対応してくれます。「何年経っても一定以上のパフォーマンスが約束されている」ので、安心して運用できます。
「All-in-One蓄電池システム」は、「一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)」の補助金給付対象商品です。家庭用蓄電池は決して安い買い物ではないので、補助金の対象商品である事は大きなメリットです。
2020(令和2)年度の募集は「2020年4月7日~6月30日」となっています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
(参照元:SII「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」追加公募について)
補助金の金額は上の図の通りです。ざっくりした言い方をすると「蓄電容量1kWh毎に2万円+αの補助金が貰える」と考えて良いでしょう。 蓄電池の補助金の条件等は、自治体によって異なります。各自治体のサイトで情報を確認してみてください。
「All-in-One蓄電池システム」は優れた家庭用蓄電池ですが、注意すべき点もありますのでそちらもご説明していきます。
200V電源に対応していないので、停電時にエアコン・IH・エコキュート等の仕様が出来ません。その為オール電化のご家庭には向かないかもしれません。
「All-in-One蓄電池システム」は「特定負荷型」の蓄電池で、停電時に家全体ではなく特定の電源だけ使用できるタイプです。そのため、停電した時に家全他の電力はカバー出来ません。「停電時にどの電気を使うか」という事を事前に考えておく必要があります。
電化製品 | All-in-One蓄電池システム(2.3kWh) |
---|---|
LED照明(40W) | 12時間 |
40型のテレビ(100W) | 8時間 |
300L冷蔵庫(30W) | 24時間 |
スマホ充電 | フル充電4回分 |
扇風機(22W) | 6時間 |
「All-in-One蓄電池システム」を1回フル充電した場合、上の表の電力が同時に使用できます。停電が長引いた時を考えて、計画的に電力を使用しましょう。
シミュレーションした結果をご紹介します。4人家族で、条件は以下の通りです。
パネル出力 | 3.5kW |
年間発電量 | 4,763kWh |
電力会社 | 中部電力 |
料金プラン | 従量電灯B(15A) |
卒FIT後売電単価 | 7.0円 |
電気料金上昇率(想定) | 2.0% |
蓄電池 | All-in-One蓄電池システム+HVDC蓄電池ユニット(5.8kWh) |
さらに、蓄電池設置後の最適な電力プランとして【JXTGエネルギー:ENEOSでんき中部動力プラン】に切り替えます。
※表は横スクロールでご確認ください。
太陽光のみ | 太陽光+蓄電池 | |
---|---|---|
年数 | 15年 | 15年 |
電気料金 | 2,665,721円 | 1,063,214円 |
電気料金実質削減額 | 0円 | 1,602,507円 |
15年間稼働した場合、太陽光パネルのみよりも「太陽光+蓄電池」の方が1,602,507円の電気代削減に繋がるという結果になりました。蓄電池に溜めた電気をうまく活用すればこれだけ電気代が変わります。
仮に蓄電池の導入費用に総額180万かかったとしても、1日あたりの費用数十円で停電対策が出来る計算になります。
電子機器に関して国内トップクラスの技術を持つ村田製作所の家庭用蓄電池「All-in-One蓄電池システム」ですが、現在具体的な価格相場が分からず「オープン価格」となっています。それは、設置を依頼する業者によって本体や工事の費用が変わってくるからです。
業者によって費用が変わる為、一つの業者に依頼して即決するよりは、複数社の見積もりをとって費用や保証を比較する事をおすすめします。
蓄電池設置お任せ隊では、無料相談・見積もりを行っております。そして、お客様1人ひとりの電気使用状況や予算等を丁寧にお聞きし、今回紹介した村田製作所を含め最適な蓄電池のご提案をさせていただきます。また、一度問い合わせたからといってその後しつこく営業をかけることもございません。
最適な蓄電池をできるだけ安価に購入するサポートをさせていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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